こんにちは!bambi夫婦です。
冬キャンプに必須な石油ストーブ。寒い冬を快適に過ごせるアイテムとして重要ですね。
各メーカーからいろんな種類が石油ストーブが出ていますので、どれを選んだら良いのか悩むと思います。
・持ち運びが便利でコンパクトなものが良い
・就寝中に灯油が切れない石油ストーブが良い
・車移動中に石油が漏れたら嫌だな…
今回は人気あるの石油ストーブをシンプルに比較しながら説明していきます。
(この記事は2020年10月に内容を更新)
テーマはこちら。
キャンプに最適な石油ストーブはどれ?
この記事では、秋冬キャンプを始めたいと思っている方、少しでも暖をとって、快適なキャンプをしたい方、石油ストーブを買い替えたい方に向けて書いています。石油ストーブ選びの参考になりますので、ぜひ最後まで読み進めてほしいですね!
あと寒いシーズンが近づいてくると、商品によっては注文が殺到し、納期待ちが長かったり在庫がなかったりします。
必要な時にストーブがない!ということが起きてしまいます。今のうちにゆっくり検討してもらえたうれしいです。
石油ストーブ 比較条件
いろんな比較サイトがありますが、よりシンプルに比較するために、私が特に重要である条件に絞って比較してみます。
条件① | コンパクト・軽量

キャンプで持ち運びするので、やっぱりコンパクトで軽い石油ストーブが良いです!
車に積載すると言っても、テントやクーラーボックスなどでトランクルームが埋まり、スペースに限りがあると思います。
特に冬のキャンプは荷物が多いので、コンパクトさはとても重要です。
キャンプでの石油ストーブあるあるですが、こまめに設置場所を変えます。その際に重いと移動させるだけで大変…。苦にならない程度の重さであればラクに動かすことができます!
条件② | 燃焼時間

当たり前ですが、燃焼時間は長い方が言いに決まっています。
その他のメリットもたくさんあります。例えば…
・給油回数が減る
・給油しなくて良いので、予備タンクがいらない
・就寝中に燃料切れを気にする必要がないので安心して次の日の朝を迎えられる
※就寝中に石油ストーブを使用する場合は、しっかり換気する&一酸化炭素センサーを使用すること。一酸化炭素中毒を起こす危険性がありますので十分に注意が必要です。
ちなみに、私はこの一酸化炭素センサーを使用しています。車のマフラーに近づけると、ちゃんと音が鳴り反応することを確認しました。一酸化炭素センサーで自分や家族の命を守れるので必ず買いましょう。
私の場合は夕食後〜次の日朝まで連続で使用しています。給油の手間をなくしたい!荷物を減らしたい!寝てる時に止まって欲しくない!とワガママですが、冬キャンは寒くてなるべく動きたくない!笑
燃料タンク容量の多い石油ストーブは燃焼時間が長く持続するので必ずチェックします。
条件③ | 石油ストーブの種類

石油ストーブには「反射式」と「対流式」の2種類に大きく分けることができます。
反射式…部屋の隅に置くことを想定して、反射板により正面方向へ熱を放射します。反射板による一方方向への暖房効果が特に高いです。
対流式…部屋の中心に置くことを想定して、空気対流によって暖めます。熱くなった空気が上昇し、対流を発生させ効率よく暖房する効果があります。
ここで大事なことは、どんなシチュエーションで石油ストーブを使うかということ!
テント内で使用する場合はポールの位置やテント幕の高さも考慮して、どこに置きたいかを事前に考えておきましょう。場所によっては、石油ストーブが近すぎるとテントが燃えてしまう可能性があるので注意してください。
条件④ | 燃料の漏れにくさ

車に積載して、燃料が漏れたら大変ですよね。万が一燃料が漏れてしまったら、車はもちろんのこと、大切なキャンプ道具が灯油臭くなってしまいます。
あまりおすすめしないことですが、私は家から灯油満タンの状態でキャンプ場に向かいます。キャンプ場に向かう途中の山道で横揺れや縦揺れで漏れてしまい、かなり苦い経験をしてきました。
キャンプだけでなく、車の移動中で漏れることが多いので、漏れにくい構造があるとベストですね!
条件⑤ | デザイン

最後はやっぱりデザイン。
人ぞれぞれ好みはあるかと思いますので、あなたが愛着が持てる石油ストーブを選びましょう。いろんなメーカーから発売されているので悩みどころですが、キャンプサイトの雰囲気を変える道具の一つなので慎重に選びたいとこですね。
比較する石油ストーブはこちら!
早速ですが、今回比較する石油ストーブをご紹介します。実際に使っていたものと人気のあるものを選定しています。実際に使ってたコロナの石油ストーブを基準にすると、検討しやすくなりますので、比較リストに追加します。
コロナ | RX/BXシリーズ
出典:コロナ
型式 | RX-2220Y/BX-2220Y |
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寸法(高さ×横×奥行き) | 475×452×324mm |
重量 | 7.4kg |
暖房出力 | 2.24kW |
カラー | ブラウン、ダークグレー、ブラウンメタリック |
種類 | 反射式 |
燃料タンク容量 | 3.7L |
燃焼時間 | 17時間 |
点火方式 | 電池点火(単1/2本) |
特徴 | よごれま栓、ニオイカット消化、給油サイン |
耐震自動消化装置 | ◯ |
日本製で高品質の石油ストーブ RX/BXシリーズ。
私が実際に使用したことのあるモデルシリーズです。安価であり買い求めやすい。
給油時に手が汚れない、よごれま栓を採用し、キャップに触る必要がなく、キャップの置き場にも困らない。
ゆっくり消化させることにより、ニオイの元となる未燃焼ガスを燃やしきり、ニオイの発生を抑えてくれます。消したときにテント内が灯油臭くなりにくくなります。
トヨトミ | レインボーストーブ
出典:Amazon
型式 | RL-250(R)、RL-250(G)、RL-250(W)、RL-F2500(H) |
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寸法(高さ×横×奥行き) | 485.7×388×388mm |
重量 | 6.2kg |
暖房出力 | 2.5kW |
カラー | レッド、ダークグリーン、ホワイト、ダークグレー |
種類 | 対流式 |
燃料タンク容量 | 4.9L |
燃焼時間 | 20.2〜40.2時間 |
点火方式 | 電池点火(単2/4本) |
特徴 | 2重タンク構造、ニオイセーブ消化 |
耐震自動消化装置 | ◯ |
7色の光が特徴的なトヨトミ レインボーストーブ。
家のリビングにもマッチするベーシックなデザインからランタン調のデザインも人気でカラーバリエーションが豊富です。
サイズ、重量が大きめなのでコンパクトさに欠けますが、燃料タンク容量はなんと4.9L!燃焼時間は20時間以上なので、ガンガン燃料を気にせずに使いたい方に向いてます。
ランタン調ではないタイプもあります。飽きさせないシンプルなデザインなので人気を集めています。スノーピークから出ているグローストーブに少し似ていますね。
出典:Amazon
Newアルパカ | アルパカストーブコンパクト

出典:Amazon
型式 | TS-77 JS-C |
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寸法(高さ×横×奥行き) | 405×350×350mm |
重量 | 6.6kg |
暖房出力 | 3.0kW |
カラー | ブラック |
種類 | 対流式 |
燃料タンク容量 | 3.7L(5.0L) |
燃焼時間 | 10時間 |
点火方式 | マッチ点火 |
特徴 | 新モデルからPSCマーク取得、JHIA認証商品にクリア |
耐震自動消化装置 | ◯ |
2019年から日本仕様のアルパカストーブが販売されています。
旧モデルでは、日本の安全規格に対応していなかったので安全面が気になっていました。しかし、新モデル「Newアルパカ」からクリアし、安全に使えます。
それ以外にも旧モデルからグレードアップした箇所が4つ!今まで不安に感じていた部分が一新されています。
中間版付きで安全ガードがより頑丈
油量計が見やすく、給油口キャップがしっかりと装着
上板受け部分がより安全に変更
ちなみに、旧モデルの燃料タンク容量や発熱量は変更されていません。コンパクトでありながら暖房出力(3.0kW)はトップクラス!暖房性能が高いですね。燃料タンク容量(3.7L)は安全容量になりますので、実際は旧モデルのように燃料タンクからあふれる直前まで入れると5L以上入ります。
アラジン | ブルーフレーム
出典:Amazon
型式 | BF3911(G)、BF3911(W)、BF3911(K) |
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寸法(高さ×横×奥行き) | 551×388×405mm |
重量 | 8.5kg(G,W)、8.8kg(K) |
暖房出力 | 2.68kW |
カラー | グリーン、ホワイト、ブラック |
種類 | 対流式 |
燃料タンク容量 | 4.1L |
燃焼時間 | 15時間 |
点火方式 | マッチ点火 |
特徴 | 排ガス浄化触媒 |
震自動消化装置 | ◯ |
青い炎で柔らかな暖かさで空間を包んでくれるアラジンのブルーフレーム。
伝統のあるレトロなデザインが人気です。性能はもちろん、どこに置いてもおしゃれな空間を演出してくれます。キャンプだけでなく、家の部屋でも使いたい方にも良いですね!
一酸化炭素や臭いの基となる炭化水素を低減してくれる触媒が付いています。
カラーは3色。どれもおしゃれなので迷ってしまいそうです。
出典:アラジン
フジカ | ハイペット
出典:フジカ・ハイペット
型式 | KSP-229-21C-J2※-BL KSP-229-21C-J2※-WH ※オプション追加で仕様が異なる |
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寸法(高さ×横×奥行き) | 432×310×310mm |
重量 | 5.5kg |
暖房出力 | 2.5kW |
カラー | ブラック、ホワイト |
種類 | 対流式(オプション追加:反射式) |
燃料タンク容量 | 3.6L(4.1L) |
燃焼時間 | 10〜12時間 |
点火方式 | マッチ点火 |
特徴 | 燃料が漏れない特殊な構造 |
震自動消化装置 | ◯ |
転倒しても燃料が漏れない構造になっていることで有名なフジカのハイペット。
車移動中に燃料が漏れるという心配をしなくても大丈夫なので安心感があります。しかも、サイズもコンパクトであり、5.5kgと軽量トップクラス!積載時もラクになりますが、キャンプ中でのストーブ位置を苦に感じずに動かすことができます。
オプションが充実しており、使用環境に合わせて、グレードを選択することが可能です。詳細は【魅力すぎる石油ストーブ】フジカ・ハイペット !キャンパーが絶賛する理由がわかりました。を参考にどうぞ!
とにかく人気がありすぎて、納期が1年以上。欲しい方は早めの予約しましょう。
石油ストーブの比較結果
各商品の仕様をまとめたものが下の表です。
文字が小さくてすみません。拡大してもらえると良いかもしれません。
ここから条件①~⑤をベースに独自で評価した採点はこちらです。
採点方法:(悪い) 1・2・3・4・5 (良い)
もう少し詳しくみていきましょう。
条件① | コンパクト・軽量

コンパクトで軽量なのがフジカ ハイペットですね。
非常にコンパクトであり、重量も5kg台で持ち運びがラクになりそうです。
この中ではアラジン ブルーフレームが重く、サイズも大きめなので積載時に注意が必要。
条件② | 燃焼時間

燃焼時間はトヨトミ レインボーが20時間と最長で、1泊2日なら燃料を気にせずにガンガン使えるので快適に過ごせそうですね。
一方、燃焼時間が最も少ないのはフジカ ハイペットで10〜12時間です。
使い方によっては1回給油した方が安心かもしれません。
条件③ | 石油ストーブの種類

私はテント内の隅に置いて、使いたいと考えているため、反射式タイプが使い勝手が良いです。
フジカ ハイペットは対流式ですが、オプションで反射板を購入すれば、どちらでも選択が可能なので評価ポイントを高くしました。ストーブを囲んで使いたい時は反射板を外せばOKですし、どんな使い方が良いのかいろいろ試してみたいですね。
ネット記事も見ると、旧モデルのアルパカもオプションで反射板が買えたみたいですが、最新モデルの記述が見つからなかったですので、おそらくないかもしれません。
条件④ | 燃料の漏れにくさ

転倒しても燃料タンクから漏れてこない、特許があるフジカ ハイペットが上位です。
他のネット記事を読んでも「漏れてこない」という声が本当に多かった!
以前使用していたコロナ RXシリーズは本体とタンクを別々に持ち運びしていました。タンクから漏れることはなかったですが、本体に残っている灯油が車の揺れによって、漏れてしまいかなり苦労しました…。
アラジン ブルーフレームに関してはタンク構造に関する記述がなかったので点数を低くしました。
条件⑤ | デザイン
出典:アラジン
ここに関しては、私の好みです。笑
トヨトミ レインボーとアラジン ブルーフレームはレトロ調なデザイン、Newアルパカとフジカ ハイペットは小柄で可愛らしいデザインが良いですね!
総合点が高いのはフジカ ハイペット!

各商品のメリット、デメリットはありましたが、総合的には『 フジカ ハイペット 』を購入することにしました。
知っている方も多いかもしれませんが、フジカは納期待ちがとにかく長いです。私たちの納期は『5ヶ月』でした!笑
【追記 2019.9.1】
フジカ ハイペットが我が家に着きました!実際に使用してみて、キャンパーたちがおすすめする理由が分かった気がします。燃料が漏れない、軽いって本当に素晴らしいですね!

まとめ

以上が石油ストーブの比較でした。
タイプ別におすすめするなら…
・とにかく安い方が良い
コロナ ポータブル石油ストーブ・燃料を気にせずにガンガン使いたい
トヨトミ レインボーストーブ・コンパクトで暖房出力が高い
Newアルパカ コンパクト・雰囲気のあるストーブが良い
アラジン ブルーフレーム・コンパクトで灯油が漏れない
フジカ ハイペット注意が必要なのはフジカ ハイペットです。フジカは通販サイトでは購入できません。電話注文のみになりますので、詳細はフジカ公式公式サイトをご確認ください。
重要だと思う条件で比較してみると、あなたに合う石油ストーブが見つかるかもしれません。ぜひ参考にしてもらえるとうれしいです。
それではまた!
ストーブ以外での寒さ対策をすると快適な冬キャンプを楽しめることができます。
