こんにちは、bambi夫婦(@bambi_camp11)です!
FEUERHAND(フュアーハンド) ベイビーズスペシャル276はキャンパーから絶大な人気を誇るランタンです。
アンティークな雰囲気を醸し出し、無骨でシンプルなデザイン。
サイトにあるだけでおしゃれに見えるし、ちょうど良い明るさとサイズ感で初心者の方でも扱いやすい。
少し前までは価格が2,3倍以上になっていたのが、やっと価格が落ち着いてきました!今ならAmazonで¥4,900で購入することができます。
ちなみに、芸人のヒロシさんが愛用しているランタンの一つがこのフュアーハンドランタン。
今回はフュアーハンドランタンの特徴と魅力、そして注意点を解説していきます。あとは実体験で失敗したことも交えてシェアしますので、参考になると思います。
結論から言いますと…
使い方もカンタンで「燃料を入れて、火をつける」だけでOKです。ポンピングや予熱をする必要がありません。
注意点としては…
- 定期的なメンテナンスが必要(ただし、燃料による)
- 価格が高騰する時期もある
メンテナンスというのは「スス」をとることです。灯油を燃料として使うと、どうしてもススが発生してしまいます。汚れが気になる方は、定期的にススを拭き取る必要があります。ただし、ススが発生しにくい専用の燃料を使えれば問題ありません。
この記事では、フュアーハンドランタンを買いたいと悩んでいる方、どんなランタンなのか興味がある方、収納ケースを探している方に向けて書いております。
芯の交換方法も解説してます!
それでは、さっそく見ていきましょう。
フュアーハンドランタンってなに?
出典:FEUERHAND
FEUERHAND(フュアーハンド)をご存知でしょうか?
実はずーっと長くからランタンを作っている会社です。
1893年にドイツで誕生した灯油ランタンのオリジナルブランドです。別名ハリケーンランタンの呼び名で知られるフュアーハンドは、そのシンプルな構造と実用性で世界の文化や生活水準が異なるさまざまな地域で人々の生活に密着した灯油ランタンとして愛用されています。
出典:スター商事
今はどのように作っているのか分かりませんが、昔は一点ずつハンドメイドで作っていました。
出典:FEUERHAND
要するに、フュアーハンドは世界的な有名なブランドであり、ハリケーンランタンの生産を100年以上前から伝統的に永続させている会社なんです!
これってかなりすごいことですよね!?
一つの製品を100年以上も生産し続けて、残っている会社なので凄すぎます!
フュアーハンドランタン | FEUERHAND
商品について詳しくみていきましょう。
基本情報
出典:Amazon
商品名 | フュアハンド ベイビースペシャル276 ジンク |
---|---|
本体寸法 | 15×26cm |
重量 | 480g |
タンク容量 | 340ml |
燃料 | 灯油 or スターパラフィンオイル |
材質 | 本体:ガルバナイズドスチール |
燃焼時間 | 20時間以上 |
明るさ | 5W |
ベーシックモデルはマットシルバーになります。これがジンクです。
亜鉛メッキ処理された本体はサビにくく、多少の風が吹いても安定した状態で燃焼します。
とてもシンプルで使いやすいランタンであり、日本だけでなく、世界中から愛されているランタンとして有名です。
カラー
出典:FEUERHAND
日本で購入できるのは、ジンク以外のカラーですと9色あります。
(下記のカラーをクリックするとAmazonで価格を確認できます)
豊富なカラーバリエーションなので自分好みのランタンを選ぶことができます。
カラーによって雰囲気が全然変わってきます。かわいい感じから無骨なカッコイイ感じまで選べるランタン。
高級感のあるランタンが欲しい方は「ブロンズ」と「スパークリングアイロン」がオススメ!
ブロンズはメタリックブロンズ。
スパークリングアイロンはメタリックグレー。
どちらも濃いめであり、ジンクと違った雰囲気を醸し出しています。高級感があるので、おしゃれなインテリアとして使っている方もいますね!
ちなみにジンクは未塗装の状態ですが、カラータイプだと塗装している分、お値段が少し上がります。
燃焼の仕組み
出典:Amazon
燃焼の仕組みはこんな感じになっています。
- 燃料がしみ込んだ芯(ウィック)に炎が灯る
- 温められた空気が上昇して煙突から放出される
- この上昇気流によって新鮮な空気が両側のパイプを通る
- 下部のバーナーに送り込まれ燃焼を促進させる
効率良く燃焼させる構造になっているだけでなく、中の炎が外気に触れにくいため、強い風でも消えない。つまり、高い防風性能を備えています。
点火手順・使用方法
LEDランタンのようにスイッチをONするだけでおしまいではないですが、加圧式ランタンに比べたらラクです。
ガス式ランタンのように燃料となるオイルを入れて、ガストーチなどで火を近づければOK。
具体的な方法はこちらです。
- 給油口に燃料を入れる
- 芯に浸透するまで待つ(初回は10分)
- ホヤガラスを上に持ち上げる
- ライターなどで芯を点火させる
- ホヤガラスを下げる
- ハンドルを回して炎の大きさを調整する
炎の調整もカンタンですね!
消すときはハンドルを回して、芯を短くすれば火が消えます。本体は熱いままですので、冷ましてから片付けるようにしてください。
点火:燃料を入れて芯に点火させる
炎の調整:ハンドルを回して芯の長さで調整する
消火:ハンドルで芯を短くする
フュアーハンドランタンの注意点
ここからは気をつけていただきたいことを解説します。
定期的なメンテナンスが必要
灯油は安くてコスパの良い燃料です。灯油を使用することは問題ありませんが、一つだけ欠点があります。
それは「スス」です。
灯油で使用すると、ススがホヤとランタン上部に付着するので、人によっては気になるとこ!そうなると、定期的にメンテナンスする必要があります。個人的には、ススがある方がランタンに味が出るので良いと思いますが…あまりにも黒っぽいとさすがに気になります^^;
ただメンテナンスが面倒に感じる方にオススメしたいのは、ススが出にくい燃料を使うこと!
例えばランプ用の「スターパラフィンオイル」ですね!
これであれば、ススの発生を最小限にとどめてくれます。非常にありがたい燃料。
それ以外のメリットもあります。
- ススが発生にしくい
- 燃焼効率が良いので燃焼時間が長い
- 揮発性が低いので安全(引火温度が高い)
- 燃焼中に臭いが出にくい
メンテナンス性だけでなく、オイルの臭いが苦手な方や安全面が気になる方にも良いです。オイルの臭いがほとんどないのでビックリしました!
デメリットは灯油に対して、お値段がちょっと高めであることぐらいです。
他にもランプ用オイルがありますので、後ほど紹介しますね!
価格が高騰する時期に注意
最近のフュアーハンドランタンは人気がありすぎて、品薄による値上がりが続いていました。一時期は定価の2、3倍以上の価格で販売されていた時期もありましたね…。
実際、アルペンの店頭で販売していたフュアーハンドランタンを見かけたときは「お一人一点限り」で販売していました。
フュアーハンドの公式サイトを見ると「コロナで1~2週間配送が遅延しているが、在庫はあります」と記載されています。けど、商品ページを見ると「ジンク」が在庫切れになっています。この人気は日本だけでなく、世界中でも同じように人気が高くなっているみたいです。
出典:FEUERHAND
2021年5月は徐々に価格が下がっています。もう少し待てば定価まで下がるかもしれないですし、また値上がりするかもしれないので、なんとも言えません。
ただし、少なくても一時的に高騰していた時期に比べると価格が下がっているので、今がチャンスかもしれません^^
フュアーハンドランタンの特徴と魅力
続いてはフュアーハンドランタンの良さを解説します。
癒される炎のゆらぎ
フュアハンドランタンの好きなところは「炎のゆらぎ」を見れること!暖かい炎で周りを優しく照らしてくれて、キャンプの雰囲気をより感じることができます。
ペトロマックスのHK500は光量が抜群なので、明るさが欲しい時は大活躍してくれますが、焚き火をやりながらゆっくりしたいシーンに合わないときがあります^^; 単純に明るすぎて眩しい!HK500の場合は光量を調整することができないですしね…。
ただ長年愛されているランタンの一つで、愛着があります。初めて買ったのがコレだったので余計に感情が込み上げてきますね。いろいろと失敗しましたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
その点、フュアーハンドランタンは「ちょうどいい明るさ」で炎のゆらぎをずっと見ていられます。癒されているな〜って思う瞬間ですね^^
光量は少ないですが、文字を読む程度なら問題なく使えます。
あとランタンの大きさも絶妙です!大きすぎず小さすぎないサイズ感で持ち運びもしやすい。
燃焼時間は20時間以上!
タンクにMAXオイル量を注入したら、連続で20時間も燃焼します。1泊のキャンプなら十分ですよね!8時間使用するとして、約2日半も使うことが可能!
その分、給油する回数も少なくなりますし、ホワイトガソリンやOD缶などの他の燃料に比べてもランニングコストが優れていると思います。
一つ注意点があります。
燃料を入れすぎると、タンクに余りすぎてしまいます。そうすると、給油口のキャップに密閉性がないため、車の中で燃料が漏れてくる可能性があります。
原因の一つは給油口のキャップの裏にある紙パッキンです。
この紙パッキンを「直径28mm×内径23mm」のゴムパッキンに交換すればオイル抜きをしなくてもオイルが漏れる心配をしなくてすみます。ぜひ試してみてください。
パッキンが少し浮いているように見えますが、給油口のキャップを締め付ければ問題なく締まります。
傾けて燃料が漏れないか確認しましたが、漏れてこなかったです。
- フュアーハンドランタンの構造上、各つなぎ目部分は密閉になっていないため、タンクにオイルが入った状態で傾いてしまうとオイルが漏れてしまいます。
- 使用後はタンクからオイルを抜き、傾けないように運搬する必要があります。
初心者向き!手軽なおしゃれランタン
液体燃料を使うランタンの中でも最も扱いやすい。
ガソリンや灯油を使用する加圧式ランタンは予熱や加圧をする必要があり、失敗すると炎上する可能性があります。ペトロマックス HK500を何度か炎上させたことがありますが、焦りますね^^;
フュアーハンドランタンは、燃料をタンクに入れて、芯(ウィック)に点火するだけと使い方もとてもカンタン!
しかも、このランタンがあるだけで、おしゃれな雰囲気を醸し出してくれます。インテリア雑貨としても人気ですよね!
オイルを変えることで使い方が広がる
いろんなオイルの種類が発売されています。
カラフルなオイルを使用すれば、炎の色の違いを楽しめれます。観賞用として良さそうですね。
キャンプの天敵といえば、虫!!
防虫効果のある天然ハーブのオイルも使用可能。
出典:スター商事
「炎のゆらぎによる癒し」と「虫を寄せつけない」のダブル効果でキャンプをより一層楽しめますね!
リピートの多いオイルです。
どちらのオイルもススが出にくいタイプなので、メンテナンスしたくない方にもおすすめ!
交換パーツがあるので長く愛用し続けれる
長く使用するためには補修パーツが大事です!
ホヤガラス、バーナーセット、芯(ウィック)が販売されています。万が一壊れたとしても交換すれば直りますので、使い続けれることができます。
給油口キャップはネット上で探してもなかなか見当たらないので、それだけは無くさないように注意してくださいね!
芯(ウィック)の交換タイミング
芯(ウィック)は使っていくうちに短くなります。その交換タイミングと交換方法も解説しますね。
交換タイミングのサイン
芯が短くなってきたら炎の形で判断することができます。
通常は炎の形は1山ですが、芯が短くなっていると2山になります。この時が交換のサインです。
炎が2山になったとき
私が購入したフュアーハンドランタンは、新品時から短い芯でした。なのでオイルを足しても短いままだったので、芯がオイルに付くことができず、乾いたまま燃えていた感じです。
ひょっとしたらオイルが浸透された状態で、芯が短くなっても炎が2山にならないかもしれません。その時は少し分解して芯の長さを確認してみましょう。
いつ芯が短くなるのか分からないので、あらかじめ芯を購入しとくスムーズですよ。
交換方法
芯の交換方法は3ステップです。
- ランタン上部のリングを上に引っ張り、ホヤガラスを外す
- バーナーを時計回りに回して外す
- レバーを回して古い芯を抜き取り、新品の芯を巻く
ランタン上部のリングを上に引っ張ると、ホヤガラスが外します。
ホヤガラスを横に倒せる状態にします。
写真はホヤガラスを倒す前ですが、バーナーを時計回りに回すと取り外せます。
外したら古い芯をレバーを回して取り除き、新しい芯をセットしてレバーを回します。
あとは外した順番を逆の手順でセットすればOK!
そんなに難しくないので、初めてでもYouTubeやブログ記事を見ながらやればできます^^
ちなみに芯の残骸がホヤガラスの中に残ってしまうことがあります。
こうなったらホヤガラスを倒してやれば取り除くことができます。
フュアーハンドランタンの収納ケース
買ってから悩むのが、収納ケース問題です。
収納ケースがなくても、オリジナルの箱をそのまま使っても良いですし、本体をコンテナボックスに直接入れて、動かないようにしてあげれば、車の移動中でも大丈夫だと思います。
ただオイルが漏れたり、ホヤガラスに他のギアが接触してキズをつけたり、割れる可能性があります。
- 転倒しても他のギアにオイルが付くのも防ぐ
- ホヤガラスが他のギアと接触してキズをつけたり、割れるリスクを減らす
私の失敗は車の移動中にフュアーハンドランタンが倒れてしまい、オイルが箱に染み込んでいました…。
幸いなことに周りにあったギアの被害は最小限だったので良かったですが、ショックでした。
心配な方は収納ケースがあった方が安心です。いくつご紹介しますので参考にしてみてください。
ここでは紹介していない収納ケースがたくさんありますのでいろいろと探してみてください^^
キャンプをやるならこのランタンは持っておきたい!
フュアーハンドランタンは魅力的なポイントがたくさんありましたね。
ランタンの中でも初心者からベテランまで、日本だけでなく、世界中のキャンパーが愛用しているランタン。
炎のゆらぎを見ているだけで心が癒され、見た目もステキです。扱い方はシンプルであり、交換パーツで長く使い続けることができます。
焚き火の炎も癒やされますが、フュアーハンドランランの炎も癒やされます♪ランタンは何個も持ってても大丈夫です!笑
手頃な価格で「炎の癒し」+「キャンプサイトの雰囲気」を変えてくれるので、購入してみてはかがでしょうか^^
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