こんにちは、bambi夫婦(@bambi_camp11)です!
この前の記事では焚き火についてまとめました。
まとめてみると勉強になることが多いですね!
というわけで今回はペグについてです。
ペグの種類や打ち方、抜き方、あると便利なアイテムなどまとめてみます。知っていたつもりだけど、実は知らないことがあったり、いろんなペグを使いたくなりましたね。
今は鍛造ペグをメインで使っていますが、持ち運びやすさを考えると、チタン製ネイルペグも気になります。
この記事を読んで、あなたにぴったりのペグが見つかるとうれしいです!
ペグの種類
ペグにはいろんな種類があるので、どれがいいのか悩みますよね。各種類のペグについて特徴をまとめてみました。
鍛造ペグ
出典:Amazon
どんな地面でも打ち込むことができ、折り曲がる心配はなく、石でも割ってしまうほどの強靭なペグ。ペグは消耗品だけれども、鍛造ペグの耐久性はバツグン。
初めて行くキャンプ場の場合、どんな地面なのか分からないことがほとんどなので、このペグさえあれば心配することはない!
デメリットは砂地などの柔らかい地面に適していないこと。あと重いので持ち運びが大変。
ピンペグ
出典:キャプテンスタッグ
「?」マークみたいな形をしており、テントの付属品によく付いてくるペグ。
アルミ製のものが多く、軽くて取り扱いやすい。しかし、強度が弱く、曲がりやすいのがデメリット。
芝生のキャンプ場であれば、問題なく地面に打ち込めますが、大きい石混じりの土などは曲がってしまうことがあるため気をつけなければなりません。
スチール製(鉄製)のものであれば、固い地面でも打ち込めます。
プラペグ
出典:キャプテンスタッグ
プラスチック製のペグ。最軽量&安価であり、砂浜や柔らかい地面など適しています。逆に固い地面には適していないです。
プラスチックのため、耐久性は劣り、鉄製ハンマーを使ってしまうと破損する可能性があるので、ゴムハンマーやプラスチックハンマーを使うといいです。
キャプテンスタッグから砂浜に特化したペグがあり、より抵抗力を増した構造をしています。
ネイルペグ
出典:Coleman
「ネイル」は釘のことであり、ハンマーの力が伝わりやすく、地面にまっすぐ打ちこめます。
ヘッド部分はプラスチック製なので、炎天下の暑さで柔らかくなり、変形しやすいので抜くときは注意。横からハンマーで叩いて、すき間をつくり、手で抜いた方がいいです。
スチール製で丈夫ですが、最近は高強度のチタン製が使われています。固定力もあり、軽量なので、持ち運びしやすい。
U字ペグ
出典:Amazon
U字の形状をしたペグであり、砂地や雪地などの柔らかい地面に適しています。ピンペグやネイルペグなどの比べると、固定力が劣ります。
アルミ製のものが多く軽い上に、ペグ同士を重ねて収納できるため、持ち運びしやすいのが特徴。
V字ペグ
出典:Amazon
V字の形状をしたペグで、固定力があるため、抜けにくい。U字ペグと同じように、ペグ同士を重ねることができます。
材質はアルミ、スチール、チタン製などいろんな素材があるため、強度と軽さ、価格のバランスを考えながら選べます。
使ったあとは、形状的にV字の溝に土が残りやすいので、水洗いをして保管しましょう。
X・Yペグ
出典:Amazon
X・Y字の形状をしたペグ。ペグ同士を重ねてスタッキングできないのがデメリットですが、V・U字ペグよりもさらに抜けにくく、変形しにくいのが特徴。大型テントに適しています。
最高級ブランド「ヒルバーグ」のテントに付属するペグと同じ形状です。
U・V字ペグと同じように、土がペグに残りやすいので水洗いが必要。
ペグの長さ
ペグの長さも使い分けるといいです。長いほど抵抗力が増すため、抜けにくくなります。
メインは40cm、サブに30cm、補強程度なら20cmとテントやタープと地面の状態に合わせて選んでいきます。
砂浜などの柔らかい地面は50cmが望ましいでしょう。
出典:スノーピーク
ただ長いほど重くなるので持ち運びが大変になってきます。
バランスを考えて選ぶといいですね!
私の場合は村の鍛冶屋の18cmと28cmを使っています。
大型テントとタープ用に28cm、フロアシートや小型テントには18cm、というな使い分けをしています。
ペグの打ち方
ペグの打ち方は斜めに打ち込むだけではないです。
場面によって、打ち方を変える方がいいのでご紹介します。
ペグダウン
基本は地面に対して50〜70度くらいで打ち込みます。ペグとロープの角度が90度になっていればOKです。
ただ真っ直ぐ打ち込んでしまうと、抵抗力がなく、強風が吹いたときにカンタンにペグが抜けてしまいます。抜けたペグが人やモノに当たったり、テントやタープが飛んでしまう恐れがあるため、地面深くまで打ち込むように意識するといいでしょう。
ちなみに砂浜などでは、斜めに打ち込むと逆に抜けやすくなってしまいます。柔らかい土の場合、ペグが引っ張られたときに土が動きます。動いたときに、空間ができて抵抗力が落ちるので、土の崩れを最小限に抑えることを考えると真っ直ぐがベストです。
状況に応じてペグの打ち方を変えていこう!
クロス打ち
強風でタープやテントが飛ばされそうなときや地面が柔らかい砂浜などの場面では、ペグを2本打ち込むと抵抗力が増すため、抜けにくくなります。
こうすることでペグが引っ張られる力を分散することが出来ます。
ペグの抜き方
ペグの抜き方は2通りあります。
ペグ専用ハンマーでまわして抜く
ペグ専用のハンマーであれば、ペグの穴に通して抜けやすくするためのツメを使ってカンタンに抜くことができます。
ツメを通して、くるっとまわすだけ!
横から叩いて抜く
使ってるハンマーとペグによっては、穴にツメが入らなかったり、ペグ専用のハンマーがない場合は、ハンマーでペグの側面を叩いて抜きます。
叩くことでペグと土の間にすき間をつくり、抜けやすくします。
気になるペグ
ここからは気になるペグをご紹介します。最近はキャンプギアの軽量化を考えているので軽くてもしっかり固定できるペグを選定しました。
チタン製ネイルペグ | 村の鍛冶屋
医療用のみならず、航空機や宇宙産業の分野にも利用されている「64チタン合金」を採用したネイルペグ。
ほぼ同じ長さ&強度を持つ鍛造ペグ(エリッゼセテーク)の重さ74gに対して、45%も軽くなっている。20cmの長さでなんと40g!
チタンは水にも強いのでサビないですよ!
荷物をできるだけ軽量したい方におすすめ!
チタン製ネイルペグ | Boundless Voyage
もっと軽量化&低コストがいいならこのペグしかない。
こちらもチタン合金でできており、軽さ、強度、耐水性に優れています。長さ16.5cmの重さは16g!今使っている同じ長さくらいの鍛造ペグは74gなので、80%も軽くなっている。
「軽さだけでなく、丈夫で貫通力がある」とAmazonのレビューで高評価が多く、信頼性もあります。
強度もありつつ軽いペグが魅力的!
ジュラルミン製Y字ペグ | Vidalido
このペグもジュラルミン製なので軽量で強度もあります。先ほどのペグとの違いはY字ペグであること。つまり、抜けにくい形状をしているため、固定力があります。
重さは16g!また23cmと長めなのでメインペグとしてガンガン使える仕様ですね!
あると便利なアイテム
ペグに関連して、あると便利なアイテムをご紹介します。
ステイクハンマー | MSR
出典:Amazon
チタンネイルペグを使用するならハンマーも軽いものにしたくなるでしょう。
ハンマーの重さは322g!今使っているペグ用ハンマーが550gなので約40%も軽くなります。鍛造ペグ用ハンマーのデメリットは重いこと、ネイルペグが抜けないこと。先端部がネイルペグの穴に入らないため、横から叩いて抜くことになります。
一方、MSRハンマーはネイルペグを引っかけることで抜けますし、瓶ビールの栓抜きもできちゃいます!
出典:Amazon
瓶ビールを飲む方は栓抜きがいらなくなるね!
ツールボックス Sサイズ | asobito(アソビト)
出典:Amazon
ペグというのは汚れるもの。
土や泥、小石がどうしても付着してしまうので、汚れてもいい収納ケースがあると便利です。ペグを抜いたら軽く土をはらい、あとは収納ケースに入れるだけ。クルクル巻いてペグを収納するタイプもありますが、一本ずつペグを挿していくのが結構タイヘン…。
あとペグとハンマーを同時に入れる方が使い勝手が良い。鍛造ペグを20本以上、ハンマーを入れたら結構重くなります。重さに耐えれる丈夫な収納ケースなら破ける心配もありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
地味な存在かもしれませんが、キャンプをする上では欠かせない道具です。
環境に合わせて使い分けるのがベストですが、ペグの素材や形状によって、得意、不得意があるので、使用シーンや自分にあったペグを選んでみましょう!
- 柔らかい砂地以外ならどんな地面に対応できる鍛造ペグ
- 固定力があるV・X・Y字ペグ
- 軽さ、強度ともにバランスのとれたチタン製ペグ
個人的にはチタン製ネイルペグが気になりました。鍛造ペグがあればどこのキャンプ場に行っても安心感があります。一度行ったキャンプ場であれば、どんな地面だったか分かるので、バランスのとれたチタン製ネイルペグでもいいのかなーと考えています。
ペグにもこだわって、安全にキャンプを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。