こんにちは!薪ストーブにハマってしまったbambi夫婦(@bambi_camp11)です!
いろんな寒さ対策がありますが、寒いキャンプに欠かせない道具といえば、暖房器具です。
今までは石油ストーブをメインで暖を取っていましたが、初めて薪ストーブを使ってみました。
薪ストーブは前から興味はすごくあったものの、どうしても「撤収が大変…」と思ってしまい、なかなか踏み出せないでいました…。
しかし、実際に使ってみたら「撤収の面倒」よりも「薪ストーブの魅力」の方が勝り、大満足でした!
今回は石油ストーブ派だった私が、薪ストーブの魅力をシェアするとともに、四角いデザインでかっこいい、Ulkonaの薪ストーブをご紹介します。
「薪ストーブに興味はある、使ってみたい」と思っている方に少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
今回使用したウルコナの薪ストーブは、サビに強いステンレス製であり、軽量コンパクトで持ち運びがしやすいです。3面にガラス窓が付いているため、どこに置いても炎を見ることができます。
この記事では、ウルコナの薪ストーブの特徴と魅力、注意点やその他の薪ストーブとの比較をお伝えしたいと思います。
さらに記事後半では、薪ストーブとセットで購入すべきものも解説しますね。
それでは、さっそくみていきましょう!
初めて薪ストーブを使ってみた感想
私もそうでしたが、薪ストーブに興味はあるんだけど、良いイメージよりもこんな悪いイメージを持っていませんか?
今まで使ってもいないのに悪いイメージだけが先行していましたが、実際に薪ストーブを使ってみたら、やっぱり悪いイメージ通りで大変でした!笑
大変な思いをしたんだけど、その大変さよりも『薪ストーブの魅力』の方が勝ちましたね。まだ1回しか薪ストを使っていないですが、また次のキャンプで使いたい!って思えるほど楽しかったです!
キャンプに行くとどうしても焚き火をしたくなって、寒さに耐えながら焚き火をしていました。ガラス窓のある薪ストーブの場合、炎を見ることができるので、まるで焚き火をしているような感覚になります。しかも、テント内は暖かい環境ですごく快適!
とりあえず、薪ストの悪いイメージを持っている方にお伝えたいことはこれだけですね!
薪ストの魅力 > 薪ストの悪いイメージ
石油ストーブも良いけど、薪ストーブでしか味わえない良さがあって楽しいですよ。詳しい薪ストの魅力は、また別記事で書こうと思います。
ウルコナってどんなブランド?
それでは、今回使用した薪ストーブのブランド ウルコナについて説明します。
Ulkonaは2021年春から開始した新しいアウトドアブランド。
4本脚コットや特大タイヤのキャリーワゴン、収納バッグなどのキャンプ用品を販売しており、ソロキャンパーからデュオキャンパー、ファミリーキャンパーまで使えるものばかりです。
まだ新しいブランドですが、続々といろんな商品を販売していますので、ぜひチェックしてみてください。
Ulkona(ウルコナ) 薪ストーブの基本情報
使用サイズ | 550×425×2180mm |
収納サイズ | 245×425×320mm |
ガラス窓 | 3面 |
本体重量 | 9.5kg |
煙突径 | 60mm |
煙突長さ | 300mm |
素材 | ステンレス(SUS304) |
付属品 | 灰かき棒×1 ダンパー付き煙突×1 スパークアレスター×1 煙突パイプ×5 薪置きプレート×1 |
ウルコナの薪ストーブ(以下、薪スト)の重量は10kg以下であり、同じサイズの薪ストの中では最軽量クラス。
サイズ感は、テンマクデザインのウッドストーブ(M)に近いです。
素材はステンレス304を使用し、サビに強く耐久性があります。
付属品の煙突本数は計7本あり、高さは本体と合わせると約2.1mになります。
もちろん、すべての付属品は本体の中に収納することができます。
細かい部分にもこだわりを感じる
ウルコナの薪ストは、細かい部分にもこだわっていて、ドアや吸気口の取っ手のデザインが削り出しでカッコイイ。
全体的に四角いフォルムであり、スタイリッシュな印象で安定感を感じます。もちろん、見た目だけでなく、脚部はしっかり開いて本体を支えます。
3面ガラス窓
炎が見えるガラス窓が正面と左右に付いており、焚き火の鑑賞も楽しめます。
個人的に薪ストを使うときは、テントにお籠りしてキャンプを楽しみたいので嬉しいポイント!
外で焚き火をしなくても、炎のゆらぎを見ることができるのがありがいたいです。
サイドの棚が大きくて使いやすい
左右に展開できる棚が付いていますので、鍋やスキレットを置いたり、焚き火の道具などを置けるスペースがあります。
写真を撮り忘れましたが、サイドの棚の上にグランマーコッパーケトルやロッジスキレット(8インチ)を乗せることもできます。
Ulkona(ウルコナ) 薪ストーブの特徴と魅力
ウルコナの薪ストーブを実際に使ってみましたので、特徴と魅力について解説します。
コンパクトな薪ストだけど、35cmの薪が入る
コンパクトな薪ストですが、長さ35cmの薪が使用可能です。ちなみに、テンマクデザインのウッドストーブ(M)は、36cmまで入るので同じくらいです。
ウルコナよりもコンパクトな薪ストになると、軽くて持ち運びもしやすいメリットはありますが、長さのある薪が入らないため、薪をカットして入れる必要があります。
一方で、ウルコナの薪ストは奥行きがあり、そのまま入れることができますのでストレスなく楽しめます。
また、奥行きを実際に測定してみると、約37cmあったので、もう少し薪が長くても問題なく入るかもしれません。
ちょうど良いサイズ感のガラス窓
個人的に気に入ったポイントは、ガラス窓のサイズ感。
フルガラスになっている薪ストと比べたら、炎が見られる面積は小さいかもしれませんが、十分に炎の鑑賞を楽しめます。
ガラスのサイズも大き過ぎないので、その分ガラスに付着した汚れを拭き取る面積が少なく、メンテもしやすいですね。
3面ガラスなのでどこからでも炎を鑑賞できる
ガラス窓は両サイドに付いているので、薪ストの配置に困りません。
片側のサイドビュータイプだと、横から炎を見るためには、テント内の配置に工夫が必要であったり、毎回決まった位置に薪ストを配置しないといけなくなります。
一方、ウルコナの薪ストであれば、両側にガラス窓が付いているため、どこに置いても横から炎を見ることができるので嬉しいポイントです!
燃えカスを取り出しやすい
燃えカスを取り出すときも低い段差があるので、灰かき棒で取り出しやすいです。
段差のない薪ストもあり、溜まった灰を簡単に取り出しできます。しかし、ドアを開けた時に細かい燃えカスが地面に落ちやすそう…。
一方、ウルコナの薪ストは、絶妙な段差があるおかげで、薪を追加したときドアを開けても燃えカスが落ちにくく、片付け時の掃除がしやすいです。
ちなみに、片付け時に一緒にあると便利な道具がアッシュキャリー(灰入れ袋)。灰捨て場まで遠いときにあると助かりますよ。
https://bambi-camp.com/zen-camps-ash-carry-prUlkona(ウルコナ) 薪ストーブの注意点
続いては、注意点です。
煙突1本の長さが短めなので本数に注意
他のブランドの煙突の長さを調べてみると365mmや410mmですが、ウルコナは300mmであり、比較すると短めです。
高さのあるテントで使用する場合は、火の粉対策のためにも延長する必要が出てきますので、他のブランドの薪ストよりも購入する本数が多くなる場合があります。
煙突に固定用フックが付いていない
火の粉によるテントの穴空きを回避するために、煙突をできるだけ高くする方法があります。
煙突を長くした時のデメリットとして、煙突のバランスが不安定になりやすいこと。最悪の場合、強風などで煙突が倒れてくる危険があります。
それを防ぐ方法として、スパークアレスターや煙突にフックを引っ掛けて、ロープで地面に固定し、揺れ止めします。
残念ながら、ウルコナのスパークアレスターや煙突に固定用フックが付いていません。なので、煙突を長くしすぎると少し不安が残りますね…。
この不安を解消する方法として、固定するためのフックを自作してみました!材料はホームセンターやAmazonなどで全て揃いますので、ぜひ試してみてください。
- ステンワイヤー 1.5φ:1m
- オーバルスリーブ:3個以上(予備も含む)
- ステンレス製カラビナ:3個
- ガイロープ:2.4mm 30m
- 自在金具(お好みで)
これも高さの低いテントならあまり気にしなくても良いと思いますね。
オプションパーツが出ていない
石油ストーブにない薪ストの魅力として、パーツの拡張性があります。
ウォータータンクやオーブンなどオプションパーツを使って、薪ストの機能を拡張し、お湯を出して使いやすくしたり、ピザをオーブンで焼いたり、いろんな料理を楽しみたいです。
今のところ、ウルコナの薪ストはオプションパーツを販売していないので、今後に期待したいですね!
他の薪ストーブとの比較
いろんな薪ストーブはありますが、ガラス窓のあるタイプをメインで比較してみます。
個人的には薪ストーブを使うときは、テント内にお籠りして焚き火感覚で楽しみたいと思っているので、ガラス窓は必須条件ですね!
[jin_icon_arrowbcircle size=”18px” color=”#534B4B”]表は左スライドで全表示します
ブランド | ウルコナ 薪ストーブ | テンマクデザイン ウッドストーブサイドヴューM ケース付き2点セット | Gストーブ ヒートヴュー | ウィンナーウェル ノマドビューM | ペトロマックス ロキ2 |
---|---|---|---|---|---|
商品画像 | |||||
使用サイズ | 550×425×2180mm | 570×526×2400mm | 420×420×2360mm | 380×200×2260mm | 550×840×2410mm |
収納サイズ | 245×425×320mm | 380×228×200mm | 240×420×330mm | 380×200×210mm | 330×520×330mm |
ガラス面 | 3面 | 3面 | 1面 | 2面 | 1面 |
素材 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス | スチール |
煙突径 | 60mm | 63mm | 63mm | 63mm | 60mm |
煙突長さ | 300mm | 365mm | 365mm | 365mm | 410mm |
本体重量 | 9.5kg | 9.7kg | 10.0kg | 10.0kg | 12.0kg |
付属品 | 灰かき棒×1 ダンパー付き煙突×1 スパークアレスター×1 煙突パイプ×5 薪置きプレート×1 | 収納ケース×1 ダンパー付煙突×1 スパークアレスター×1 直煙突×4 ロストル×1 フタ用リフター×1 | 煙突×6 簡易型スパークアレスター×1 直煙突× 火格子×2 灰落としスクレーパー×1 | ダンパー付煙突×1 スパークアレスター×1 煙突×4 火格子×1 炭落とし用スクレーパー×1 | 煙突×5 |
参考価格 | 49,800円 | 51,480円 | 66,960円 | 49,280円 | 46,200円 |
テンマクデザインのウッドストーブは、少し丸み帯びたデザイン。両サイドに細長いガラス窓があり、炎を見ることができます。オプションパーツが充実しており、いろんな楽しみ方できる薪スト。
ノルウェー発のGストーブは、スタイリッシュで重量感があります。ガラス窓がサイドに付いていませんが、正面は付いています。テンマクデザインと同様に、オプションパーツが豊富なので、自分なりのカスタムや楽しみ方ができます。
ウィンナーウェルはウルコナと同じ四角いフォルムをした薪スト。片側に大きなガラス窓が付いており、迫力のある炎を楽しめます。38cmの薪が入るので使い勝手も良いですね。
ペトロマックスのロキ2は、スチール製の薪スト。重量が最も重く、窓ガラスが付いていないので、炎を鑑賞できないデメリットはありますが、ブラックカラーがシックでカッコイイです。
収納ケースについて
あと地味ですが、収納ケースも大事です。煙突に煤が付いてしまうので、薪スト専用に収納する必要があります。
テンマクデザイン以外は収納ケースが付いてこないため、別売りの専用収納ケースを買うか、サイズが合うコンテナボックスなどに入ればOKです。
ウルコナなら期間限定ですが、薪ストの購入で薪バッグ(6,980円相当)が無料で付いてきます。
この薪バッグの良いところは、薪ストのインストールが完了したら、キャンプ場で薪を買って入れるのにも使えること!
薪2束分まで入れることが可能です。
Ulkona(ウルコナ)の薪ストーブとセットで購入すべきもの
どのメーカーも薪ストは、屋外で使用するを推奨しており、テント内で使用する場合、自己責任になります。
そうは言ってもテントにお籠りして快適なキャンプを楽しみたいですよね。
テント内で使う場合、付属品のものだけだとテント内で使うことができないため、テントを保護するために必要なものがあります。
あと片付け時にあると便利なものもまとめてご紹介します。(基本的にどの薪ストでも必ず必要なものです)
それがこちらです。
それでは順番に説明します。
テントプロテクター
テントやチャックなどが煙突パイプに直接当たると、高温により焦げてしまいます。それを防ぐ方法として、煙突から距離を離すためにテントプロテクターを付けます。
テンマクデザインやGストーブのプロテクターなら3方向でネジを締めるタイプで問題なく取り付けることが可能です。
Gストーブのメッシュのデザインが好みだったので、そちらを購入!
あと買う時に悩んだことは、テントプロテクターの長さです。テンマクデザインやGストーブの長さは500mmですが、他にも調べてみると、365mmや400mmのものもあります。
テントプロテクターが長すぎると収納しづらくなるし、短いとテントによってはカバーできる範囲が足りなくなってしまうので、かなり悩みましたが、今後もいろんなテントやレイアウトにしていきたいと思ったので、とりあえず長めの500mmを買いました!
延長煙突(高さに応じて)
付属の煙突を組み合わせた場合、高さが約2.1mになります。なるべくテントの高さよりも1m以上高くするようにしましょう。
例えば、今回はヘルスポートのバルホールに薪ストをインストールしましたが、テントの高さが2.1mであり、薪ストの煙突と同じ高さです。
そうなると、煙突から出た火の粉が熱いままテントに接触してしまうので、テントに穴があいてしまいます。
延長煙突を追加することで高さを出し火の粉対策ができます。
テントの高さをチェックし、事前に必要な本数を用意しときましょう。
クレ556(防錆潤滑剤)
片付けるときに必要なのが、クレ556(防錆潤滑剤)。
煙突が抜けにくい場合は、クレ556を吹き付けて抜けやすくします。
薪ストの本体とダンパー付き煙突の接続部が、かなり固くてなかなか抜けなくて大変でした。
クレ556を上から吹き付けて時間を置いたら、すんなり抜けることができました!
それ以外の煙突部分は、クレ556を吹き付けなくても簡単に抜けましたね。
ステンレスブラシ(煙突掃除用)
ウルコナの煙突径は60mmなので、そのサイズに合うステンレスブラシが必要です。
Amazonで直径60mmのブラシを探したところ、700~800円でたくさん出てきますが、ブラシの長さにご注意ください。
煙突よりもブラシの長さが短いと煙突の真ん中部分まで掃除するのが大変になります。
いろいろ調べて最終的に購入したのが、ウィンナーウェルのブラシ(Mサイズ)。ブラシ部分の直径は62mmと少し大きめですが、煙突に入れる際にある程度縮んでくれるので使えます。
ただし、注意点として新品状態のブラシは張りがあるので、煙突にブラシを入れることはできますが、抜く時がかなり力が入ります。
使用していく中でブラシが摩耗し、やりやすくなると思うので、しばらく様子をみてます。
(耐熱バンテージ)
最後に耐熱バンテージについてです。煙突を断熱するために耐熱バンテージを巻く手法があります。
いろいろ調べてみると、耐熱バンテージは「断熱して温度を高く保つ」役割があります。
そもそも薪ストの煙突は、放熱することでテント内の温度が上げていく仕組みです。そこで煙突に耐熱バンテージを巻いてしまうと、煙突の熱をテント内に放熱せずにそのまま外に放熱してしまうので、暖房効果が薄れてしまうと思います。
なので、耐熱バンテージを巻かない方が暖房効率が良いと思っていますが、いきなりテントを溶かしてしまうのはショックなので、一応巻いてみました。
私が巻いたらあまりにも下手だったので、嫁にバトンタッチして巻いてもらいました!
本当は1本ずつ耐熱バンテージを巻くはずが、間違えて3本連続で巻いてしまいました…。笑
個人的に耐熱バンテージがない方が、暖房効率が良くなり、煙突の温度がより下がるイメージがあります。なので、次は耐熱バンテージがない状態で、薪ストを使ったらどうなるのか検証していきたいと思います。
軽量コンパクトな薪スト!四角いデザインが良い
ウルコナの薪ストはいかがでしたでしょうか。
四角いデザインと3面のガラス窓で見た目が良く、サイド棚でいろんな道具を置けるなど実用性も高い薪スト。
特に3面のガラス窓の大きすぎず小さすぎずなので、ちょうど良いサイズ感が気に入りました!また、比較した薪ストの中では、もっとも軽く、サイズもコンパクトですね。
まだ新ブランドなので、オプションパーツは今後に期待したいと思います。
薪ストは秋冬シーズンだけでなく、3月までは最低気温が一桁台であり、春先頃まで寒さが続くため、まだまだ使えます。
外でやる焚き火も良いですが、ぬくもりを感じながら薪ストーブの炎も癒されますので、焚き火好きな方こそおすすめですよ。
この機会に薪ストを買って、ぬくぬくキャンプを楽しんでみたらいかがでしょうか。
最後になりますが、通常の購入時は「薪バック」が付いてこないので、薪ストの収納に困ってしまいます…。
しかし、今なら購入特典として、ウルコナの薪ストを収納できる「薪バッグ」が無料で付いてきます!
薪ストを使わないときは、薪入れや大きめのギア入れにも最適なバッグですので、いろんな使い方ができそうです。
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